置戸町の三国山から北見市を抜けオホーツク海へと注ぎ込む常呂川、石北本線が跨ぐ大きな川の一つ、山からの栄養を海に送り、オホーツク海に恵みをもたらす大切な資源、そんな川を跨ぐ端野橋梁のコンクリート橋はSL時代から活躍している。私が幼き時、祖父母の家へ列車を使いよく遊びに行くとき、車窓から眺めるこの端野橋梁を越え、北見市(当時端野町)の街に入っていくときはワクワクしたものです。あれから約20年、今はカメラを構え外から列車を撮るようになりましたが、冬の冷たい川の水、夕日に染まる空と、トコトコ走りゆく列車の窓から抜ける向こう側の空の色が20年前のあの日を思い出させてくれるようです。思い出踏みしめた石北線のレール、いつまでも幸あれ。